香はただ燃やすのではない。
物質に最後の問いを投げかける。
香木は砕かれ、樹脂は溶け、
気配となって空間を彫刻する。

これは、素材が「物」から「存在」へと昇華する瞬間を見届ける、嗅覚のための儀式であり、
「Primitive Nature」という問いの終わりに添えられる、
小さな火の祈りです。

自然物と人工物──
それは断絶ではなく、
人の手を通して繋がれた連続体。
私たちはただ、その揺らぎの中で、
香りというかたちのない彫刻をつくる。

「焚く」ことは、
物質を消費するのではなく、
その命の記憶を空間へ返すこと。

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Ceremony for Senses｜BRANCH INCENSE WORKSHOP
自然物100%で調香・創香する、ふたつの香りの体験

①【前半】13:00-15:00
線香をつくる
採集した植物や世界の薬草・樹脂などを調香し、
約15分燃焼するお線香を20本前後つくります。

②【後半】15:30-16:30
物質を焚く
調香した粉と選んだ天然樹脂を用い、
その場で香りの立ち上がる瞬間を味わいます。香りとともに、素材は空気へと解けてゆく。
線香より質の高い厳選した自然物を使い、香りの解像度をより上げた体験となります。
調香したパウダーと樹脂はお持ち帰りいただきます。

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香りは、目に見えぬ彫刻。
焚かれる物質は、
あなたの記憶とともに、空間に溶けていく。

Primitive Natureを締めくくるのは、
煙と香りによる、感覚のための儀式。